2018年09月16日

第322回数検1級・1次(第4問)

こんにちは。
更新が滞り、すみません。


「行列」と言う分野。
昔は高校で習っていて1次変換もセットでやったのだけど、今は無い。
次の教科書改訂となる2022年にも、どうやら復活は無いようです。
「複素数平面」が参入してきて押し出された形ですかね・・。

行列、面白いのに残念だ。


7月に行われた数検1級の第4問。



固有値とは、こちら
ここの説明、難しすぎて読むのが嫌になる・・。

行列式や固有値の問題は過去に沢山出題されてます。
類題はこちら

これと同じように解けばOKです。
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Posted by 三石 at 13:22Comments(2)数検

2018年08月23日

第322回数検1級・1次(第3問)

こんにちは。


母校の中学校では夏期講習が何日かあって、今年も頼まれたので行って来た。



講習と言っても中身はただの自習で、私は生徒の質問に応えるのが仕事だった。

字が汚いせいで、途中で計算がおかしくなっている
ノートを半分に折って使っているので、狭すぎて書きにくい

いろいろですね。
見て回るだけでも随分と面白かったです。


先月行われた数検1級。第3問は空間図形だった。



ベクトルを使った四面体の体積を求める公式があるのだけど、知らなくても解けますね。
しかし、「外積」というものを知らないと結構面倒なことになる。
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Posted by 三石 at 23:53Comments(0)数検

2018年08月10日

第322回数検1級・1次(第2問)

こんにちは。

毎日暑いですね・・。
こちらは高3受験生、夏休みの課題帳。



入試数学演習ⅠAⅡB/使用上の注意
1)解けなくてもすぐに答えを見ないこと。
2)この本の解答を、毎日読書すること。
3)1つの問題を、必ず2回は解くこと。

こんなとこですかね。
20題で入試の基礎力がつくようにと、なかなか考えて作問しました。
冊子見本は、こちら
プリントして活用するも自由です。間違いあればお知らせください・・。


先月行われた数検1級。
ぼちぼち解いて行きます。



Arcという記号は高校で習わないけど、
逆関数と書いてあるので高校生でも何とかなる。
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Posted by 三石 at 21:39Comments(2)数検

2018年08月04日

第322回数検1級・1次(第1問)

こんにちは。


今晩、各地でお祭りありますね。

長野びんずる
松本ぼんぼん
飯田りんごん

毎年8月第一土曜でかぶる。どれも変なネーミングだ・・。


先月おこなわれた数検1級。
また解いて行こうと思うけど、つまらない問題はUPしません。
しんどいので・・。


(以前問題掲載の許可を頂いたと思う)


合同式は高校の数学Aで習うので、一応高校レベルの問題。
しかし何をすればいいのか、ちょっと困ってしまうでしょう。

2018n-2が1000の倍数になる

これが合同式の定義で、こういうnを求めればいいわけです。
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Posted by 三石 at 18:52Comments(0)数検

2018年05月17日

第319回数検1級・1次(第2問)

こんにちは。


複素数平面

この分野は高校数学の中に入ったり抜けたりしてますね。
どんな理由があるかわからないが、ずっと入れといてほしい
ですね、面白いので。

複素数の方程式で2乗の場合、次の公式がある。




2つの解は原点対称になる。
視覚的に理解できるのが複素数平面の利点かと思う。


先月おこなわれた数検1級。続きです。




上の公式に持ち込めばいいのだけど、
右辺に絶対値がついているのが問題を難しくしている。ここをどう処理するか。
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Posted by 三石 at 21:20Comments(2)数検

2018年05月09日

第319回数検1級・1次(第1問)

こんにちは。


新規塾生が入り、賑やかになった。
初回の授業はお互い固いです・・。

「数学は好きですか嫌いですか?」

質問の仕方がまずかったか、全員嫌いと答えた。
嫌いな物の勉強をしいられる、こんな苦痛はない。
興味が持てるような、また嫌いで無くなるような授業をせねばと思う。


先月おこなわれた数検1級。また解いて行こうと思います。


(以前問題掲載の了解を頂いた、と思う)




この等式でx=1、n=99を入れれば求めたい式が出てくるけど、
余計な物も出てきますね。その余計な物をどう処理するかが問題。

3の倍数のときだけ残って、あとは消えてほしいのだから、こういうときは

オメガー根

でしょうね。
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Posted by 三石 at 15:48Comments(2)数検

2018年04月03日

等しい和に分ける方法。

こんにちは。


我が家のソメイヨシノもやっと満開。



樹齢何年かわからない。
毎年少し遅れるが綺麗に咲いてくれる。植えた先祖に感謝です。


ところで、数検HPの過去問のところに面白い問題がありました。


(以前問題掲載はOKと、確か許可を頂いたと思う)

準1級と1級の両方に出題されていた。
こういうnの問題は、すぐに解答を書かずに具体例を調べるのがいいです。



こんな感じになる。この4つでパターンが見えた人は
筋がいい人か、問題の答えを知っている人。

nを4で割った余りに着目する

という発想はすぐに思いつかない。
具体例を調べるうちにその必然性が見えてくる、はず。
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Posted by 三石 at 20:36Comments(2)数検

2017年11月11日

第310回数検1級・1次(第3問)

こんにちは。


先月行われた数検1級
第3問は、珍しく空間ベクトルの問だった。



まずは誰でもこういう図をかくでしょう。



・2つのベクトルに垂直なベクトルを外積で求める
・平面の方程式をx、y、zの1次式で表す

これらを使って解くのが一般的だと思うけど、高校では微妙に範囲外ですね。
しかし、上の2つを使わなくても解くことが可能です。
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Posted by 三石 at 20:22Comments(0)数検

2017年11月11日

第310回数検1級・1次(第2問)

こんにちは。


オイラーの公式



世界で最も美しい公式と言われているとか。

e=2.71828・・・
これの「複素数乗」がなぜsinとcosで表されるのか?
そもそも指数のとこに虚数があることの意味がわからぬ・・
初め、こんな感じだった。




zを式でおいて左辺をsin、cosで表す方法でもいいし、
逆に右辺をeの複素数乗で表す方法でもいい。

後者のがラクですね。
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Posted by 三石 at 02:02Comments(0)数検

2017年11月09日

第310回数検1級・1次(第1問)

こんにちは。

先月末に行われた数検1級1次。
またぼちぼち解いていきます。

英検や漢検は受けるけど数検は受けない。
私の教え子は皆こうですね、残念だけど。

もっと、皆が当たり前に受検するくらいになってほしいとつね思う。


※随分前に数検協会の許可を得て、掲載しています。

「連分数」で検索するといろいろ出てきます。
例えばルート2を連分数で表そうとすると、



このように実にきれいな式になります。

上の問題は極限値があると言ってくれているので、それをxとおいて
xの方程式を作って解くという方針です。

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Posted by 三石 at 17:49Comments(0)数検

2017年09月07日

第305回数検1級・1次(第6問)

こんにちは。

塾は今月から授業が1コマ増え、多忙を極めている・・。
写真は高2生、3次方程式を解く授業。



STEP2の割り算には、次の3種類がありますね。
1)ノーマル法
2)組立除法
3)穴埋め法

1)を説明したところ、2)を学校で習ったようだった。なら2)で行くといい。
3)は説明したけど、イマイチ生徒に届かなかった感。


引き続き数検1級。



逆行列は、大学1年の線形代数で習う。
通常の「何とか法」を使えば簡単に出ます。

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Posted by 三石 at 20:32Comments(2)数検

2017年09月02日

第305回数検1級・1次(第5問)

こんにちは。

多忙につきなかなか更新できず・・。
夏休みが終わり、ここ長野県はすでに先週から2学期が始まっている。
生徒が言うには、日本で一番夏休みが短い県が、ここ長野県なのだとか。

ほんとだろうか・・。


引き続き数検1級。
あと残り3問です。何とか次の数検が行われるまでにUPします。



連続型の確率変数の場合、平均と分散は、次の定積分で計算します。



高校数学Bで学習するけど、大学入試では出題外になることが多い。
それほど重要視されていない分野のようです。
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Posted by 三石 at 19:58Comments(0)数検

2017年08月13日

第305回数検1級・1次(第4問)

こんにちは。


どうも夏バテ気味でいかんですな・・


数検1級の続き。
級数の問題はよく出ますね。



次の形の無限級数を「べき級数」と言います。


べき級数では、各項を微分してから和を求めることをやってよく、また、
微分した式が収束することと、元の級数が収束することが同値になる。

と専門書に書いてある。なのでこれを認めて利用しよう。

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Posted by 三石 at 03:51Comments(2)数検

2017年08月11日

第305回数検1級・1次(第3問)

こんにちは。


引き続き数検1級。
第3問は、高校数Bの空間ベクトルの問題。




空間での直線や平面の方程式は、次の形になる。




昔の教科書にはバンバンあったけど、最近この形はあまり触れなくなった。
なぜなのか知らないが、知識として知っておいて損は無いです。
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Posted by 三石 at 13:15Comments(0)数検

2017年08月10日

第305回数検1級・1次(第2問)

こんにちは。


引き続き数検1級。
第2問は珍しく複素数平面だった。



複素数平面は高校の数学Ⅲにあって、この問は高校数学の範囲なのだけど、
最後にある、円を移す条件をどう生かすのかが難しいところです。

複素数平面に出てくる軌跡が円になるものは、次の形と相場が決まっている。



上の等式が与えられた場合は、この形を暗記しておくといいです。

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Posted by 三石 at 14:40Comments(0)数検

2017年08月09日

第305回数検1級・1次(第1問)

こんにちは。


夏休みまっただ中というところ。
夏期講習が終わり、しばらく私も休養です。

なので、暗礁に乗り上げていた「シニア数学演習」を進めたい。
こう宣言しないとやらないでしょう。やらねば・・。


先月7月に行われた数検1級1次。
ぼちぼち解いていきます。


※随分前に数検協会の許可を得て、掲載しています。


第1問から難問だ。
外側が3乗根なので困ってしまうでしょう。

x+yとxyの対称式

これを意識するのがコツです。


過去問に類題ありますね。こちら
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Posted by 三石 at 23:11Comments(0)数検

2017年05月11日

第302回数検1級・1次(問題7)

こんにちは。

数検1級、これがラストです。



インテグラルが3個あって圧倒されますね。

重積分は立体の体積を表していて、その計算方法は、

x、y、zの範囲を定め、1つの文字について順に積分していく

という感じ。
このときの範囲の定め方や積分の順番が非常に厄介で、嫌になる・・。

第190回問題7
これの類題です。今回の方が、やや易しい。
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Posted by 三石 at 21:08Comments(0)数検

2017年05月10日

第302回数検1級・1次(問題6)

こんにちは。

数検1級、引き続き。



f(x)を微分して、xにπ/4を代入するだけです。
Arcとかsecとか、変な記号があるが、恐れることは無い。
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Posted by 三石 at 13:37Comments(0)数検

2017年05月09日

第302回数検1級・1次(問題5)

こんにちは。

数検1級、引き続き。



分散=(2乗の平均)-(平均の2乗)
共分散=(Xの偏差)×(Yの偏差)の平均

で求められるのだけど、この問題の場合、XやYは二項分布になるので、
次の公式が使えます。



分散の求め方は高校の範囲内だけど、共分散の公式は高校では習わない。
なぜこんな簡単な式になるのか不思議なのだけど、上から順に式を変形して
行くと、確かに最後の式が出てきます。
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Posted by 三石 at 00:14Comments(0)数検

2017年05月07日

第302回数検1級・1次(問題4)

こんにちは。

GWも今日で終わりですか、早いですね。
引き続き、数検1級。



大学1年の線形代数。
「固有値」とか「ハミルトンケーリーの定理」とかを知っていないと解けない。

190回問題4
ここに類似がありますね。

7年前のは固有多項式を求めるステップがあるので良心的だけど、
今回のは意地が悪く、(1)をはずすと全滅になってまう・・。
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Posted by 三石 at 20:05Comments(0)数検