2020年10月10日

雨水を流すには?

こんにちは。


都内1日雨で、えらく寒いですね。
仕事の話。大学入試用の試験問題で、

2次関数の問題を1問作ってほしい。明日までに!!

急な依頼が来ました・・。
入試問題を作るとき、1問でいろいろな知識や応用力が問えるもの、
その辺の問題集とかぶらないもの、受験生に点差がつけられるもの、
このあたりに注意が必要。なので作問は簡単でないです。

まあ何とか無難な感じのが完成して、納品完了。


ちょっと一息。
次は一応2次関数の問題で、ネットを探せば出てくるかな。




断面が長方形になる場合だけを考えるのは教科書にあるけど、
上の問は折り方も自由なので、結構ムズい。

試しに図をかいて面積を計算してみた。




どこで折り曲げるか?
何度に折り曲げるか?


この2つを考えないといけないので、2変数になりますね。
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Posted by 三石 at 16:51Comments(0)等式

2020年08月01日

加比の理とは?

こんにちは


8月。学校は夏休みに入ったところですかね。
ここ東京、コロナウィルスがなかなか収束しないので、
私の会社は従業員を在宅勤務にして、社長の私だけ毎日出勤。
広いフロアに私1人、相当不便だがだいぶ慣れた・・。

仕事が溜まっているのだけど、ちょっとひと息。
「加比の理」というのは次のこと。



2つの分数が等しいと言うのは、比が同じということだから,
足しても引いても比は変わらない。[例]を見れば明らかだと思う。
ただし,等式を作ったときに分母が0になる場合はそもそも
分数が定義されないので,その場合だけ除く必要がある。

加比の理が使えそうな問を1つ。



例えば、a=1、b=2、c=-3とすれば、どの分数も-1になって等しい。
a=2、b=3、c=-5とすれば、どの分数もやはり-1になって等しい。

3つの式はa、b、cを循環させたものだから、



これを示せばあとは不要です。
ではどうやって加比の理を使うのか、ここが面白いところです。

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Posted by 三石 at 20:32Comments(0)等式

2020年05月30日

予算とカロリーをおさえるには?

こんにちは。


地方から東京に越して、はや1年。
マンションで息子と、男2人の生活をしてきたけど、だいぶ慣れた。
炊事、洗濯、ゴミ出し。どれも慣れた。



ある日の夕食。地味ですね・・。
料理はこれまでほとんどやらなかったけど、

みそ汁 つくり方

で検索したら動画がヒットして、そこで習った。
毎日の食事のおかげか、この1年で血糖値とコレステロール値が
どちらも下がった。東京に越してきて健康になったとは、不思議だ。


では、食べ物の問を1つ。



消費税は無視します。


高校の数学Ⅱで習う「線形計画法」というもので、
条件を座標平面にうつして考察するという、面白い考え方をします。

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Posted by 三石 at 23:36Comments(0)等式

2020年05月24日

ルート2を求める(その5)

こんにちは。


都内から外に出られず、実家に帰ろうにも家族にNGされている。
私がもしコロナにかかっていたらマズい、と言うことで。
いつになったら安心して暮らせるのか・・。

私の会社は数学の会社。2年目に突入。

ウィルスの影響で売り上げが落ちた・・

こうならないようにせねば。
いまも仕事中だけど、ちょっと一息。


ずいぶん前の記事ですが、ルート2のシリーズ
その1 
その2 
その3 
その4 

その5は、
面積が2の長方形を徐々に正方形に近づけていく
という方法を考えました。



縦横の平均を次の長方形の縦にしていくと、だんだん正方形に近くなっていくので、
その1辺の長さが√2に近づいていくはずです。



縦の長さは、2、3/2、17/12、・・・のように減少します。
これが最後は√2に行くことを示せばOK。

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Posted by 三石 at 01:45Comments(0)等式

2020年01月01日

2020年元旦。

こんにちは。


2020年を迎えました。
今年も大都会の東京で、小さな会社を営む。
数学を学ぶ中高生に、よい物を届けたい。
という気持ちで仕事に励んでいるけど、
採算が合うようやりくりすること、簡単でない。

まあ頑張るしかないか。


初詣は、飯田市内の「元善光寺」。
毎年恒例、絵馬を飾るのだけど、今年はこちら。



満たすa,bが無いかもしれないけど、
探してみたらありました。


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Posted by 三石 at 12:13Comments(3)等式

2019年12月29日

オリジナル数学演習1A2B(その3)

こんにちは。


神社にこのような「シメ縄」というものをかける作業。



5年に一度当番が回ってきて、稲刈り後のワラを、
このような立派なものに作り上げるのが当番の仕事。
どうやって作るのかというと、ワラのたばを巻いていくのだけど、
3つのラインに分けて順に内側に巻くように束ねていく。
このとき、中央が最も太く、両サイドが細くなるように、
ワラの量を加減する。

経験が伴う、難度の高い作業だ。
毎回思う、田舎の風習の困ったとこですね。


オリジナル数学演習1A2B
自学用の解答集を作るため、全問自力で解いてます。
これも難度が高いけど、シメ縄作るよりは易しい。



何年か前の東大入試問題。

xとyが独立に動くので、まずはどちらかを固定して最小値を求め、
次に、固定しておいた文字を動かしてさらに最小値を求める。
こういう考え方を予選決勝法というようです。

この問を解く前に、まずは次を解いてみるといいです。



aが正か負か0かわからないので場合分けがいるのだけど、
f(-1)とf(1)のうち小さい方が最小値
と考えれば、答えはこうです。
-|a|+b

大学で数学を勉強しようと予定している人は、
こういう表現法に慣れておくといいかもです。
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Posted by 三石 at 20:48Comments(0)等式

2019年12月24日

オリジナル数学演習1A2B(その2)

こんにちは。


今年の仕事も今週一杯か・・。
残ってしまったな、正月の宿題になりそーだ。


オリジナル数学演習1A2B
解答集が無いのでいま自力で解いてます。

一度解いておくべきだな、と思う問が随所にあって、
良問揃いです。さすがによいセレクトしてあるなと思う。

これをじっくりやれば、かなり実力が付くかと思うけど、
なにせ解答がなくては演習にならない・・。残念だ。


次は「数列」の分野のB問題。



これは有名な順列の問で、「並べ替え不等式」で検索すると出てきます。
理詰めでは解けそうにないです。こういうときは、

具体例を調べて一般化せよ

例えばn=5のときはこうです。



登場回数が多いものをなるべく小さい数にすれば、全体の和は小さくなるはず。
なので最小となる順列は大きい順に並べた(5,4,3,2,1)だろうと予想できます。

大きい順に並べたものが、なぜ最小になるのか?

これをきちんと証明するとなると、簡単でないですね。
上の三角形をnまで書いていったら、次の解が浮かんだ。
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Posted by 三石 at 18:51Comments(0)等式

2019年12月22日

オリジナル数学演習1A2B(その1)

こんにちは。


大学入試の話。
センター試験が、来月に行われるもので最後となり、
次の年から共通テストというものに変わるようです。

数学に記述式が加わるということだったけど、
見送りになったと先日ニュースにあった。
共通テストの対策問題の作成という仕事も請けていて、
今年はもう、散々作らされて来た。

作問は簡単でなく相当苦労した。勘弁してほしいな・・。


話は変わって、これは大学受験用の問題集。



1A2B全範囲で、問題数は375問と豊富にある。

おもに学校直販のものなので、解答集が売ってないです。
これを全部解くことになり、せっせと解いているのだけど、
なかなかの良問が揃っていてかなりイイですね。

シンプルであるが深い。そして応用がきく

良問とはこういう感じ。
もっと本屋で売ってほしいと願う。

いくつか解いてみますか。良問だと私が思う問を選びました。



1 埼玉
2 慶應(改)
3 東大
4 お茶女

解けたあと、気分が良くなるような問を選んだ。
この4問全部解けた人はかなりのツワもの。


今日は1番のみ。
縦横高さをx、y、zとおいて式をつくると、対称式の形になる。



要はこれを解けばいい。

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Posted by 三石 at 18:38Comments(0)等式

2019年12月12日

連立方程式が解けないとき。

こんにちは。


今年ももう終わりか早いもんだな・・
と毎年言っている気がする。

数学の問を作ってお金をもらう。
東京で会社を経営するハメになってから、どうなることやらと
不安だったけど、まあ何とか年を越せそうな感じです。

ラクに儲かる話など無い。起業などしない方がいいです。
一息ついて、今日は面倒な方程式を解いてみようと思った。



高3受験生は一度は解いておくと、忍耐力がついていいです。
連立方程式を解くときの考え方は

その1 文字を1つずつ消していく

なのだけど、上の方程式では困ってしまう。
例えば3番目の式をzについて解いて、



これを2番目の式に代入してみる。



これ、解いてみようと思った人いますか?やめといた方がいいです。

その2 式を足すか、引いてみる

なぜこうするのか根拠がないけど。
とりあえずやってみると手掛かりが見つかることあります。



式の左辺がx、y、zの対称形なので、差をとれば交代式になります。
その結果、次のようになって一歩前進です。



同値なので、右側に書いた連立方を解けばいい。
同じ因数があってラッキーなので。

その3 文字を消せないときは、次数を下げる

2次の式を1次に落とす。
どうやって下げるのかは、式の形でケースバイケースです。

紙に書いて、自力で解いてみるとなかなか面白いけど、
解答を鑑賞してわかった気になる、だけでもいいです。
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Posted by 三石 at 21:19Comments(2)等式

2019年09月23日

閉じていること。

こんにちは。

東京に越してきて半年が経った。私の会社、何とか続いている・・。
毎日の生活に余裕が無く過ごしてきたけど、最近やっと落ち着いた。

ので前から行きたかった神保町という街へ出かけた。



古本屋が立ち並ぶ靖国通り沿いに、数学書が沢山置いてある店がある。

群論入門 1964年第1刷発行
420円


棚の本全部欲しいくらいだったけど、今日はこの1冊。
売値は本の裏表紙にシールが貼ってあり1400とあった。

「群」というのは検索をかければいろいろ出てくるけど、
閉じていることが大前提で、あと次の3つを満たすことです。

1 結合法則が成り立つ 
2 単位元がある  
3 逆元がある  
 

群の1例を、考えてみますか。




答え
(1)例 (1〇1)〇2=2〇2=1、1〇(1〇2)=1〇3=1より、OK
(2)1〇e=1となるeは3。2〇e=2や3〇e=3となるeも3になる。(答)3
(3)1の逆元・・・1〇x=3(単位元)となるxは、2  (答)2
  2の逆元・・・2〇x=3(単位元)となるxは、1  (答)1
  3の逆元・・・3〇x=3(単位元)となるxは、3  (答)3


こんな感じですかね。初めてみる人は意味不明かもしれないけど、
面白いと思うか、つまらないと思うか。前者の人は少し変わった人かも・・。


本に載っていた演習問題を1つ。



昔の数学書は、だいたい演習問題の解答が載っていない。この問もそうでした。
どなたか解いてみませんか?

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Posted by 三石 at 22:07Comments(4)等式

2019年09月12日

不定方程式の整数解。

こんにちは。


「互除法で解くやつ、面倒だ。ほかに手は無い?」

高校の数学Aの中に「整数の性質」という分野があり、ここが面白い。
次は、ずい分前に記事にした問題。



こういうxとyの1次方程式を解く問題が、教科書にあります。
これを解く方法にはいろいろあって、ざっと挙げるとこのくらい。

策0) xに1、2、3、・・・、22を順に入れる。
策1) yについて解いて、整数になる条件を使う。
策2) 式を置き換えていって係数を小さくする。
策3) 互除法の結果を使って式をつくる。
策4) 剰一術という和算の技を使う。
策5) modを使う。
策6) その他

策0)は、無策ですが、係数の大きい方のxに1から順に入れる方が手間が少なくて、
調べる数は、yの係数より1小さい22までです。その間に解が必ず1つだけあるので、
根気よく調べれば22回以内にみつかります。

策1)は係数によっては解きにくくてやりたくない。
策2)は互除法の類似品です。
策3)が教科書の解法でこちら
こんな感じで結構わかりにくくてどうも評判が悪いです。
策4)はすごい。こちら
しかし、意味不明ですね・・。未だにわからない。

策5)と策6)を考えてみました。
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Posted by 三石 at 19:37Comments(2)等式

2019年08月11日

余弦定理の証明法。

こんにちは。


毎日暑いですね。
こちらは自作の、高3夏休み課題帳。



入試数学演習ⅠAⅡB/使用上の注意
1)解けなくてもすぐに答えを見ないこと。
2)この本の解答を、毎日読書すること。
3)1つの問題を、必ず2回は解くこと。

たった20問だけど、1問の中に多くの要素が含まれるよう問題を選んである。
冊子見本はこちら。塾は休業中。せっかく作ったのでどなたか活用ください。


数学の話。
定理や公式を証明することは、入試ではあまり出ないけど、証明をする過程の中に
結構重要な手法が隠れていることが、稀にある。



教科書を調べると、大体次のように垂線を引く。



これを見ると、三平方の定理と違うところが右辺の「-2cx」のところで、
bccosAはベクトルABとACの内積になることが発見できる。
また、逆にAHを求めたいときは、上の2行目の式をxについて解けばいい。

問1 Aが直角や鈍角の場合も成り立つことを確かめよ。

めんどくさくなったのか、こう書いてある教科書もありますね。



これらを使って余弦定理を導くことができるというので、考えてみた。

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Posted by 三石 at 16:41Comments(2)等式

2019年08月04日

早く家に帰るには?

こんにちは。


8月に入り、ここ東京は連日の猛暑日。ただただ暑い・・。
こんな夏は避暑に長野へ帰るのがいいのだけど、長野も暑いようだ。


「身近な所で数学を使って物事を解決する、こういう問題を作ってほしい。」

という依頼が来ていて困っている。こんなものなかなか無いですよ・・。

身近な所に数学が生かせるのだから、数学を勉強する意味があるでしょ?
などと言うのは綺麗ごとであって、数学に興味を持つ生徒など増えやしない。

問題を解く中でのちょっとした考え方が、実生活のちょっとしたことに
関連しているな、と思うことはある。見えないところで役に立っている。
でも数学で一番大切なことはと言えば・・

問題を解くこと考えることが、面白い。

こう思えるかどうかですかね。
そのような問題をいま必死に作っているが・・今日は息抜きでパズルを1つ。



どのパズルの本にも大体載っている、有名なやつです。


(答)16分かと思いきや、答えは15分。


家から店に戻る2回をAでやると、合計16分ですが、
Bを家に置いておき、CDで行ってBで戻るというテクを使うと、15分になります。


設定時間を変えた場合、どうなるか?
これを論理的に考えてみました。



a、b、c、dの時間によって、答えが変わるのかどうか?
ここからはパズルでなく、数学の問題ですね。
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Posted by 三石 at 19:48Comments(0)等式

2019年07月20日

共分散とか相関係数とか。

こんにちは。


数学の問題を作る仕事をしている。
数学が好きで面白いと思うからやっているのだけど、簡単でなく労多いです。

「問題を作ってほしい。データの分析の・・」

この分野は高校の数学Ⅰの中に最近入り込んできて、センター試験にも
結構ページ数を割いている。作問が大変なので執筆者が少ないのだとか・・。

私だって、同じこと。



これは、作問したがボツになった図。

偏差=値-平均
分散=(偏差の2乗)の平均
共分散=「(Xの偏差)・(Yの偏差)」の平均

そして、


何なのか意味がわからないが、これらは暗記するしかない。
相関係数は-1から1までの値を取ることが、教科書に載ってます。


2019明治大・改

教科書に載っていることをあえて証明させる。
こういう入試問題もたまにありますね。良いと思う。

この2問の証明は、実に奥が深いです。

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2019年03月21日

weitzenbockの不等式。

こんにちは。


桜はまだつぼみ。
娘に車を買ってあげた。しばらくは私が乗るのだけど。



スイッチを押せばエンジンがかかる。
衝突を感知すると、音が鳴る。

ハイテクだ。
とにかくスイッチが多すぎてわけがわからぬ・・。




東工大の入試問題。今年のはまだ解いてないけど、第1問にこれが出たようです。
調べてみると1961年IMOで出題されている。

実に、美しい。

解き方はいろいろあると思うけど、ネットで調べると座標を使ったり、
ヘロンの公式で結構面倒なことしていた。

シンプルに解けないものか?
これを考えてみた。

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Posted by 三石 at 13:17Comments(0)等式

2019年03月03日

毎日新聞朝刊。

こんにちは。


「卒業しました!」

証書と花の写真を添付したメールが来た。
色々受検したがなかなか決まらなくて、随分残り勉強をした生徒
だったけど、決まってよかった。

自分の人生おおいに楽しもう!

こう返信した。


次は新聞の朝刊に載っていたのでしょうか?



定積分をゴリゴリ計算するとxとyの式が出てきて、
それを平方完成すれば最小値がわかる。
この最小値がnの式になるはずで、あとはnを無限大に飛ばせばいい。

しかしスゴい式になりますね。嫌になってしまった・・。

(注)式の中のnは自然数だと思うけど、正の実数とみて解いた。
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Posted by 三石 at 14:21Comments(2)等式

2019年01月14日

不等式(アーノルド)

こんにちは。




正月の風物詩。「どんど焼き」と呼んでいるのだけど、
調べてみると「左義長(さぎちょう)」が正式名称らしい。


数学の話。
来週はセンター試験。教え子は皆すでに推薦が決まっているが、
申し込んであるので受検するらしい。
なので今週の授業もゆるい・・。

シュワルツの不等式
これの派生ということで、塾ではアーノルドと呼んでいる次の式。



実に美しい不等式で、どの参考書にも必ず載っている。
今日は、どれだけ別解が作れるか?これを考えてみた。

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2018年12月26日

2変数の最大・最小。

こんにちは。


今年の授業がすべて終了。
しばしお休みです。

数学のノートには問題を解いたあとの計算式しか書いてない。
そういう生徒は結構いるけど、大事なことはメモっておくべし。

これをスマホで撮っておけ、と伝えた。


大体この4つのどれかで解けると思うけど、例外もありそうですね。
次は、小問の中に埋まっていた相当な難問。


H30 山梨大・医

条件が2次式で、求める式も2次。xyが余分にあるので1文字消去など大変だし、
=kとおいてもグラフが描けない。sin、cosに置き換えもできない。

参考書とかに載っていないパターンで、ちょっと工夫が要りますね。
いろいろ考えてみたところ、4つほど解答が見つかった。
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Posted by 三石 at 21:09Comments(3)等式

2018年09月24日

ピタゴラス数

こんにちは。


これはホワイトボードのスケッチブック版のようなもの。



黒板に板書する代わりに使おうと、買ってみた。
授業を通じて数学に対する意識や意欲を高めて欲しいと
つね思っていて、そういう授業を心がけては来た。

要は、学ぶことが楽しい、もっとできるようになりたい
こういう気持ちにさせること。

まだまだ、です・・。



ピタゴラス数はこちら
この事実はよく知られているのだけど、自分で証明したことが無かった。
例えば、
(a、b、c)=(3、4、5) ⇒m=2、n=1とすればいい。
(a、b、c)=(5、12、13) ⇒m=3、n=2とすればいい。

しかしm=3、n=1とした場合、(a、b、c)=(8、6、10)となって、
全部偶数なので2で割ると、上の(3、4、5)と同じものになる。
m、nの取り方によっては最大公約数が1にならないことがある。

示したいことは、

最大公約数が1であるピタゴラス数のどんな組に対しても、
うまい自然数m、nをその都度見つけることによって、
ピタゴラス数をm2-n2、2mn、m2+n2という形で表すことができる。


ということです。

(注)wikipediaにはm-nが奇数とか、必要十分とか書いてますが、
そこまで言及しないことにします。証明が面倒なので。
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Posted by 三石 at 16:19Comments(0)等式

2018年07月31日

両替の方法。

こんにちは。


暑いですね。
今日一日ダレていて能率が上がらず・・。

ちょっと息抜きに、こういう問題。



樹形図を描いていくと、



こうやって行けばいつか解けますね。
うまく解くには、どうアプローチすればよいか?

策1 方程式の解を探す
策2 漸化式を作る

策1で行けそうです。
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Posted by 三石 at 20:39Comments(2)等式