2019年12月12日

連立方程式が解けないとき。

こんにちは。


今年ももう終わりか早いもんだな・・
と毎年言っている気がする。

数学の問を作ってお金をもらう。
東京で会社を経営するハメになってから、どうなることやらと
不安だったけど、まあ何とか年を越せそうな感じです。

ラクに儲かる話など無い。起業などしない方がいいです。
一息ついて、今日は面倒な方程式を解いてみようと思った。

連立方程式が解けないとき。

高3受験生は一度は解いておくと、忍耐力がついていいです。
連立方程式を解くときの考え方は

その1 文字を1つずつ消していく

なのだけど、上の方程式では困ってしまう。
例えば3番目の式をzについて解いて、

連立方程式が解けないとき。

これを2番目の式に代入してみる。

連立方程式が解けないとき。

これ、解いてみようと思った人いますか?やめといた方がいいです。

その2 式を足すか、引いてみる

なぜこうするのか根拠がないけど。
とりあえずやってみると手掛かりが見つかることあります。

連立方程式が解けないとき。

式の左辺がx、y、zの対称形なので、差をとれば交代式になります。
その結果、次のようになって一歩前進です。

連立方程式が解けないとき。

同値なので、右側に書いた連立方を解けばいい。
同じ因数があってラッキーなので。

その3 文字を消せないときは、次数を下げる

2次の式を1次に落とす。
どうやって下げるのかは、式の形でケースバイケースです。

紙に書いて、自力で解いてみるとなかなか面白いけど、
解答を鑑賞してわかった気になる、だけでもいいです。

連立方程式が解けないとき。

計算して正しい答えを出す、ということに喜びを感じてほしい。
これが意欲や興味をもつことに繋がるものと、つね思う。

また明日。


同じカテゴリー(等式)の記事画像
円と直線の交点の座標は?
レムニスケートとは?
連立方程式と算術。
3変数の関数のばあい。
正弦定理と余弦定理
相加・相乗平均の誤答多い。
同じカテゴリー(等式)の記事
 円と直線の交点の座標は? (2023-08-13 14:11)
 レムニスケートとは? (2023-06-28 19:45)
 連立方程式と算術。 (2023-05-29 14:00)
 3変数の関数のばあい。 (2023-05-12 23:44)
 正弦定理と余弦定理 (2023-01-14 21:12)
 相加・相乗平均の誤答多い。 (2022-11-12 17:27)

Posted by 三石 at 21:19│Comments(2)等式
この記事へのコメント
x,y,zの2次同次形にすれば、同次式の方法が使える、東京大学の入試問題で度々見掛ける手法ですね。
2013年東京大学第4問で使えそうですね。
もっとも上記問題は三角形が絡むので、面積とフェルマー点の性質を用いてスマートに解けてしまいますが。
webページ大変興味深く拝見させていただいております。
いつも感心させられることばかりです。
Posted by 白 at 2019年12月15日 07:07
白さん

2013年第4問は、単位ベクトルの和が0になるやつですね。
いろんなアプローチがあって良問だと思いました。
Posted by tasktask at 2019年12月16日 20:07
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。