2024年10月14日

豊作だった。

こんにちは。




3連休、実家の長野にいた。
田舎の良い点は、静かなこと。空気がうまいこと。
都会とは全然違うなと、感じた。

収穫前の実った穂を見て、こんな問を考えた。




全体を1とすれば、各自もらえる量がそれぞれ計算できるので、
それを比較すればOKです。

長男=0.1
次男=0.9×0.2=0.18
三男=(1-0.28)×0.3=0.216
・・・・・・・・・

しかしこういう方法でなく、漸化式っぽい解法を考えてみてください。

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Posted by 三石 at 15:12Comments(0)帰納

2024年10月04日

組合せnCrの公式。

こんにちは。


残業中。ふう・・ひと息です。
このところやっと涼しくなってきた感。
東京の夏は暑いな。人込みと暑さ。これが困る・・
それ以外は便利で住みやすいのだけど。

数学の話。




期待値を計算していたらこういう式が出てきた。
これ、計算できるのだろうか?10個の項をそれぞれ書いて
計算するのでなく、1つのCの式にしたい。
k倍が邪魔なので、これを無くしてΣnCrという形にするというテクを使う。

組合せnCrの公式というと、次の(1)(2)は有名で、(3)は見かけないけど、
この(3)を使うとうまく行きます。
答 10×20C11



左辺か右辺を変形していけば証明できるけど、そうでなく、組合せの総数を
考えることで示せないか?それを考えてみました。
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Posted by 三石 at 22:25Comments(0)確率

2024年09月21日

玉を取り出す確率。

こんにちは。


会社によくセールスが来るのだけど、
「珈琲の機械を置きませんか?」
という人が来た。

私は珈琲バカ。一日に何杯も飲むのだけど、
「ネルドリップが一番うまい」
と言ったら、その人ネルドリップを知らないと言う。



こういうやつです。知っててほしかったな。


今日は条件付き確率の問を1つ。




最近you tubeで観た問なのだけど、それは合計が10でなく文字のNだった。
その動画の解き方が何だかよくわからなかったな・・。

直感だと、次の3通りがありますね。
1)何回取り出しても五分五分なので、答えは50%
2)1回目が赤だから、赤が有利。答えは50%よりやや高い。
3)1回目が赤だから、赤が1個減って白が有利。答えは50%よりやや低い。

どれだと思います?
こういう直感も案外大事なことかと思う。


ではどう解くか?条件付き確率なので、教科書通りの設定です。

A:箱から1個取り出したらそれが赤玉である
B:箱から2個目を取り出したらそれが赤玉である


すると、こういう式になる。



2つのうちやりやすい方を使えばいいけど、(ア)で行けるならそれがいいです。

これ、初期設定がわからないのでAもBも何通りか困ってしまいますね。
問の最後に書いた但し書きに合わせて11パターン全部を考えることになります。
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Posted by 三石 at 22:27Comments(0)確率

2024年09月16日

待ち合わせ場所の指定。

こんにちは。


月イチの練習会の日。




ピアノとシンセが私、メンバーはギターとドラムの
ジャズトリオとなってます、一応。

ピアノはずっと独学で、通信教育とか受けたけど続かなかった。
やっぱ、なかなか上達しないな。数学と同じで・・。

東京、神奈川、茨城から、それぞれ3人が千葉のスタジオに集まる。
帰り道、こんな問を考えてました。




3軒の家は皆異なり、場所は定まっているけど、どのような配置かわからない。
しかし、家の配置や距離などに関係なく、答えは1つに決まります。
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Posted by 三石 at 01:18Comments(1)幾何

2024年09月11日

2024東京都教員教員採用試験(その2)

こんにちは。


9月半ば、まだ暑いですね。
友人が、借りていたカネ返すよと。



100万円になってる!


そういえば新札。1万円と千円は手に入ったけど、
五千円がなかなか回ってこないですね。まぁいいです。

東京都教員教員採用試験。こちら
第3問です。




陰関数というもので、yについて解けば問2も問3も定積分の式が作れる。
なので、そう難しくないです。
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Posted by 三石 at 20:15Comments(0)幾何

2024年09月06日

2024東京都教員教員採用試験

こんにちは。


もう9月。やや涼しくなった感じですね。

今年の東京都教員教員採用試験。こちら
この中の「中・高共通数学」を毎年解いている。
どのくらいの難易度かというと、
大問1 高校数学全範囲の小問集合で、教科書の章末レベル。
大問2 中学の立体図形の問題。これはやや難。
大問3 高校数学Ⅲの微積の問題。これは普通。
大問4 学習指導要領の中の問題。文献を読んでおけばわかる。

何点取れば1次が合格なのかわからないけど、難関大ほどの難問は無いので、
教員を目指す人はまぁ全部解けなくてはいかんでしょうね。

大問2を解いてみますか。



1辺の長さが1なので、いろいろな線分が皆分数になってしまい、計算がめんどい。
そのままやるのが普通だけど、何倍かに拡大して求める手もある。解答では4倍した。

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Posted by 三石 at 00:08Comments(0)幾何

2024年08月23日

夏休み課題その6

こんにちは。




とあるBarにて。この写真、見づらいですね。
部屋が薄暗い青色をしているのでこういう絵になる。
仕事帰りにひとりで1杯だけ飲んでいく。
まあこういう息抜きもよいかな、とも思う。


今日は課題の6。ちょっとした証明問題です。



この赤字部分は当たり前のことで、証明するまでもない事実なのだけど、
あえて証明するとなるとアかイの方法になる。

背理法はこちら
数学的帰納法はこちら

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Posted by 三石 at 23:52Comments(0)帰納

2024年08月18日

夏休み課題その5

こんにちは。


夏休み。
私の会社は今日までで9連休。
自分の会社なので自分で休みを決めたのだけど、長かったな。
休みボケ。仕事モードになるのに時間がかかりそうだ・・。


今日は課題の5。確率を考えてみますか。



よくある間違いを2つ挙げました。
それぞれ明確な誤りの理由があって、指摘できるかどうかで
確率の理解度が図れるかと思う。
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Posted by 三石 at 23:19Comments(0)確率

2024年08月09日

夏休み課題その4

こんにちは。


夏休み。苦手な科目を復習して少しでもわかるようにしたい。
そう思ったとしても、なかなかうまく行かないものですね。

チャットGPTと言うものに聞いてみた。




回答をまとめると、

1 基礎力をつける
2 反復練習をする
3 サポートを受ける
4 コツコツ続ける


まぁそうだろうなという感じのアドバイスだった。

ではこういう質問はどうか?



これは私も知りたかったでしたね。
回答みたら良いこと書いてあった。記事の最後に。


今日は課題の4です。



論理の問題。3つの数が循環しているので、どれかが正ならどれかが負になりそう
なのだけど、きちんと証明するのはややこしいですね。

a、b、cの大小関係が全部で6パターンあるので、それぞれの場合で
正になるものが1つでもあることを示せばOKです。
そういう実直なものもいいけど、うまい方法を見つけたいです。
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Posted by 三石 at 23:18Comments(0)論理

2024年08月04日

夏休み課題その3

こんにちは。


これは私の数学ノートで、ルーズリーフで分野ごとにまとめてます。
若い頃からの蓄積でもう10冊ほどになりますね。



数学にノート整理など不要!と言う人いるけど、人は覚えたことを
忘れる生き物です。このノートを毎日見返して記憶を定着させます。

赤青2色使って、見やすくするとなお覚えやすい。ぜひお試しを。

今日は課題のその3です。




この不等式を私はアーノルドと呼んでいました。シュワルツの親戚ということで・・。

(ア)はどの参考書にも載っているちょっとうまい方法です。
(イ)は2次関数のグラフを考える方法で、(ウ)は内積です。

この証明法を(ア)しか知らない人は、これを機に全部知っておいてほしい。
きっと学力の幅がやや広がることと思う。
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Posted by 三石 at 03:40Comments(0)等式

2024年08月01日

夏休み課題その2

こんにちは。


もう7月も終わりですか。
中高生はもう夏休みに入っていると思う。



長い休みには、こういう分厚い参考書を端からやっていく。
という学習法は力をつけるのに良いかと思う。しかし、

1)予定通り進まず中途半端で終わる
2)学習したことを端から忘れていく


ということが起こりがちですね。
ではどうすればいいか?思うことを記事の最後に書いておきます。

今日は課題のその2です。



(ア)はどの参考書にも載っているけど、(イ)(ウ)は分野が違うから
なかなか無いでしょう。でもこういう考え方ができると学力の幅が広がる。
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Posted by 三石 at 14:48Comments(0)等式

2024年07月29日

夏休み課題その1

こんにちは。


ずいぶんと更新ができずにいて、気がつけばもう8月ですね・・。
この半年ただただ多忙過ぎて手が回らなかった。それだけです。

このblogは、塾の講師をしていたとき、中高生に数学に興味を持ってもらえる
ようにと始めたもので、2008年開設だからもうかれこれ16年になりますね。
今は先生ではなく小さな会社の社長だけど、思う気持ちは16年前と変わらない。

数学は面白い学問。
ぜひその面白さを見つけて楽しんでほしい、と願う。


大学入試を目指す受験生に有益な数学の問をいくつか作りました。
今日はその1です。



2変数の最大・最小問題のうち、条件が2次式で求める値が1次式の場合です。

1次式=kとおいてxかyを消去し、判別式≧0とする

のが基本的な解法でしょうけど、条件式が円の場合はいろいろ手があって、
これ以外の解法を考えてみてください。

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Posted by 三石 at 22:45Comments(0)等式

2024年03月16日

2024灘中学入試・算数(その6)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第8問からは図形の問が続く。



算数では長さが等しいことを等式で書かないので、見づらい。
AE=AFを見逃してしまい、解けない問をずっと考えておりました。

EF=BCがいえるのだけど、なぜなのか?

とても小学校の算数では説明できないな。
試験中に証明している時間が惜しいし、三角形が何となく合同だから等しい、
という感じで解くのでしょうね。

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Posted by 三石 at 19:46Comments(0)入試

2024年03月11日

2024灘中学入試・算数(その5)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第7問は、数え上げの問題。



電球が点灯するのは、スイッチがonになった道ができる場合で、
その道が複数できるときもあるし、これはなかなか厄介です。

策1 点灯する場合を全部数え上げる
策2 点灯しない場合を数え上げ、128から引く


このどちらがよいか?やってみないとわからないけど、
場合分けの方法として、下2つのonとoffで分けてみる。



Aが消えてBがつく場合は、真ん中の場合と同じなので略でいい。
策1は左の場合が大変そうなので、策2で行くことにした。
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Posted by 三石 at 19:07Comments(0)入試

2024年03月07日

2024灘中学入試・算数(その4)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第6問は、数の性質をうまく活用した面白い問題。



4桁の数ABCDが何個できるかというと、8C4だから70通り。
1つずつ順に調べて条件に合うかを見ればいいけど、

その場合、平均何回で見つかるか?

期待値を計算するとおよそ35回となります。試験中にやる気になれないですね。
この問で着目することが、次のこと。

A+B+・・+H=1+2+・・+8=36

9の倍数になっているので、これを手掛かりにします。


次は、4桁の数が9の倍数になるための条件です。



この性質は是非知っておくべきことですね。
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Posted by 三石 at 18:12Comments(0)入試

2024年03月06日

2024灘中学入試・算数(その3)

こんにちは。


3月に入ったけど、東京はまだ寒い。
灘中入試、引き続き。



整数が11の倍数になるのは、各位がどんなときか?

この性質を知らないと、しらみつぶしに調べることになるのでキツい。
作者はそのことを見越して出題したのだろーか?

小6生でもわかるように、性質と証明を書いた。



これを使ってよいことにして解答を作った。
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Posted by 三石 at 20:32Comments(0)入試

2024年03月05日

2024灘中学入試・算数(その2)

こんにちは。


灘中学の入試問題。
引き続き解いていきます。

これは小6生が解く問題なので、
なるべく算数だけで解こうと思う。



高校の数学Aの中に「集合の要素の個数」という単元があって、こういう図をかいて考えます。



n(A∪B)=n(A)+n(B)-n(A∩B) 
式で書くとこうなるけど、意味を説明すれば小6生でもわかると思う。

もう1問。



旅人算
の中に、出会い算とか追いつき算とかがある。
そのたぐいかなと思ったけど、条件が3つあるので何かヘンですね。

逆向きに走る2パターンだけを考えたら、解けてしまった・・。
何か勘違いしたのだろーか?
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Posted by 三石 at 16:42Comments(0)入試

2024年03月04日

2024灘中学入試・算数(その1)

こんにちは。


受験の季節。
私の会社は数学の会社で、この時期は入試の仕事が入ってくる。
とにかく毎日数学の問を解きまくる仕事であって、こういうのは
好きでないとできないですね。
私は問題解くのが趣味なので、何も苦でないです。

中学入試の仕事は無いけど、毎年解いているので
今年も解きますか。



1日目は全12問。
中学入試なので小6生が解く問題なのだけど、何だか高校入試に出ても
おかしくない問題が後半に多々ある。

最初はウォーミングアップかなと思いきや、結構面倒な計算。



特に工夫する手もなく、ただ計算すればいい。
2番は、中1の1次方程式の文章題にちょうどいい問題で、
求めるものをx円として、

5x-120=7(x-100)+60

これを解けばいい。

でも小6生がわかるような解き方で解いた。
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Posted by 三石 at 15:11Comments(0)入試

2024年02月29日

2024東大・文系(第4問)

こんにちは。


引き続き、東大文系。
最終問題は確率でした。



確率をnの式で表す問題。こういうときは、まず小さいnで調べてみるのが
第一歩です。奇数なので5と7を描くと、こうなる。



n=5のときはどの場合もOを内部に含むので、確率は1ですね。
n=7のときは、Oを内部に含まない場合はあるけど、そう多くない。

pn=1-(Oを内部に含まない確率)

余事象を考える方がラクそうです。とはいえ、数え方がややこしい。
漏れなく重複なく数えるのに図のAを固定するのかしないのか?
あと、Oを内部に含まない場合をどうやって数えるのか?

数え方に工夫が要りますね・・。

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Posted by 三石 at 13:54Comments(1)入試

2024年02月28日

2024東大・文系(第3問)

こんにちは。


引き続き、東大文系。
第3問は座標平面上の図形の問題。



図を描くとこうなる。



赤い線は何となく引いてみた。直角三角形の斜辺の中点は外心だから、
AM=PM=OMとなる。この条件が使えるかもだし、意味ないかもしれないが・・。

(1)が解ければ、(2)(3)は方程式、不等式を解くだけなので易しい。
なので(1)が解けるかどうかがカギになりますね。
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Posted by 三石 at 16:34Comments(0)入試