2021年03月24日

2021長野県公立高校入試(問2)

こんにちは。


長野県公立高校入試
数学の平均点を調べると、こうなっている。

2020年 55.9点
2019年 53.6点
2018年 51.8点
2017年 43.0点
2016年 47.4点

やや上がり気味かな。
平均だけ見て易しい、難しいとは言い切れないけど、
文章量が多くなった、変化が出てきた、という傾向はあると思う。

引き続き、第2問です。

2021長野県公立高校入試(問2)

データの問題。この分野は高校でも必須で学習させられる。数学っぽくないけど、
いまの時代データを分析する力は必要なので、ここは学習しておいて損はない。

どっちもなんだかなぁと言う感じだ。
(1)は、最大値-最小値の大きい方が散らばっていると判断するわけだけど、不確かですよね。
散らばりの度合いは、高校で習う「標準偏差」で比べないと何ともいえない。
イもウも間違いだから「ア」かぁ・・と言う感じで答えたでしょう。つまらない問題。

(2)は理由を説明する問題で、こういう説明問題が今年は多いです。学力調査の真似かぁ。
グラフを見れば明らかなので、どう書けばマルがもらえるのかがわからない。
他とは違う色を出そうとして、奇をてらった感があるように思う。


2021長野県公立高校入試(問2)

(1)は立体図形の問題。立体の問題はこれ以外に無いのが寂しい。
長野県は元々立体図形はあまり出ない。なぜだろうね。

(2)中2の第1章のあたりに出てくるような内容。②が定数になるのが面白いとこで、
③はそのことを問うている。のだけど、「関係なく決まる」と言っても、半径や横の長さが変われば
当然第2レーンのスタート位置も変わってしまうし、文章がわかりにくいかもしれない。

計算した結果何が得られるか?これは学力調査や大学入試の共通テストでも問われる力
であって、③はそれを意識した出題かと思う。こういう問を作者は出したかったのでしょうけど、
勘で答えて正解だった人多かったのでは?それでは入試問題としてどうなんだ?と思う。

また明日。


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Posted by 三石 at 23:15│Comments(0)入試
 
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