期待値を求めるには?(その1)

三石

2022年12月14日 20:06

こんにちは。


今年も残り半月ですか、早いものだなと、毎年言ってるような・・。
高校の確率の話。



写真のさいころは六面体でなくて、十面体と十二面体です。
十面体の方は、
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9
の目があるけど、0を10とします。
すると、1回の出る目の期待値は5.5になる。

十面体を3回まで投げていいことにして、なるべく高い数を出したい

という場合、1、2回目でやめるかどうかの判断をどうすればよいか?
これを考えてみました。



さいころは、どの目が出るのも等しい確率とします。
3回だとムズいので、2回だけ投げる場合を考えると、

5が出た場合、期待値の5.5より低いので、当然次を投げる。
6が出た場合、期待値の5.5より高いので、ここでやめた方がいい。

つまり、
現在の得点>次に得られる数の期待値 なら、ここでやめる
現在の得点<次に得られる数の期待値 なら、次を振る


という基準で行きます。
この問題は3回チャレンジできるので、1回目から2回目に行く基準が、
2回目から3回目に行く基準よりもゆるくなりますね。このあたりが難しい。



ややこしくなりました・・。
この方法で行くと、得られる数の期待値は、
  0.1×(7+8+9+10)+0.6×6.75=7.45
つまり

1回のゲームで7.45点得られることが期待できる

となります。
けっこう高い数値になりましたね。

また明日。

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