オリジナル数学演習1A2B(その3)

三石

2019年12月29日 20:48

こんにちは。


神社にこのような「シメ縄」というものをかける作業。



5年に一度当番が回ってきて、稲刈り後のワラを、
このような立派なものに作り上げるのが当番の仕事。
どうやって作るのかというと、ワラのたばを巻いていくのだけど、
3つのラインに分けて順に内側に巻くように束ねていく。
このとき、中央が最も太く、両サイドが細くなるように、
ワラの量を加減する。

経験が伴う、難度の高い作業だ。
毎回思う、田舎の風習の困ったとこですね。


オリジナル数学演習1A2B
自学用の解答集を作るため、全問自力で解いてます。
これも難度が高いけど、シメ縄作るよりは易しい。



何年か前の東大入試問題。

xとyが独立に動くので、まずはどちらかを固定して最小値を求め、
次に、固定しておいた文字を動かしてさらに最小値を求める。
こういう考え方を予選決勝法というようです。

この問を解く前に、まずは次を解いてみるといいです。



aが正か負か0かわからないので場合分けがいるのだけど、
f(-1)とf(1)のうち小さい方が最小値
と考えれば、答えはこうです。
-|a|+b

大学で数学を勉強しようと予定している人は、
こういう表現法に慣れておくといいかもです。



・2変数を独立に動かすこと
・最小値をわかりやすく表すこと

ここが処理能力を問う箇所で、なかなかの良問かと思う。
また明日。

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