2012年03月26日

剰一術

こんにちは。


信州の山奥深く、園原と言うところ。

剰一術

訳ありで毎年行く、風が冷たく物音1つ無い、実に寂しい所です。



数学の話。
和算という江戸時代の数学に剰一術(じょういちじゅつ)というものがあって、
いま悩んでいる。どういうものかというと、次のような問が簡単に解ける術だとか。

剰一術

去年の記事(→こちら)。
この解答は高校の教科書の通りですが、相当ややこしいですね。
これを剰一術とやらを使うと、スパっと解けてしまう。

剰一術


方程式の解は無数にあるのですが、そのうちの最小の正のxが、
左段数の欄の一番下に出てくるそうです。これは見事ですな。

ただしxとyの係数の大小の違いや、割り算の回数の偶奇の違い、
このあたりでやり方が微妙に変わったりで、やはり、ややこしい。

なぜこの方法で求まるのだろう?
求めた解は必ず最小解なのか?



検証できたらUPしますが、凡人が解析できるほど和算は甘くない・・。
また明日。



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Posted by 三石 at 21:41│Comments(0)等式
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