2024年03月16日

2024灘中学入試・算数(その6)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第8問からは図形の問が続く。



算数では長さが等しいことを等式で書かないので、見づらい。
AE=AFを見逃してしまい、解けない問をずっと考えておりました。

EF=BCがいえるのだけど、なぜなのか?

とても小学校の算数では説明できないな。
試験中に証明している時間が惜しいし、三角形が何となく合同だから等しい、
という感じで解くのでしょうね。

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Posted by 三石 at 19:46Comments(0)入試

2024年03月11日

2024灘中学入試・算数(その5)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第7問は、数え上げの問題。



電球が点灯するのは、スイッチがonになった道ができる場合で、
その道が複数できるときもあるし、これはなかなか厄介です。

策1 点灯する場合を全部数え上げる
策2 点灯しない場合を数え上げ、128から引く


このどちらがよいか?やってみないとわからないけど、
場合分けの方法として、下2つのonとoffで分けてみる。



Aが消えてBがつく場合は、真ん中の場合と同じなので略でいい。
策1は左の場合が大変そうなので、策2で行くことにした。
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Posted by 三石 at 19:07Comments(0)入試

2024年03月07日

2024灘中学入試・算数(その4)

こんにちは。


灘中入試、引き続き。
第6問は、数の性質をうまく活用した面白い問題。



4桁の数ABCDが何個できるかというと、8C4だから70通り。
1つずつ順に調べて条件に合うかを見ればいいけど、

その場合、平均何回で見つかるか?

期待値を計算するとおよそ35回となります。試験中にやる気になれないですね。
この問で着目することが、次のこと。

A+B+・・+H=1+2+・・+8=36

9の倍数になっているので、これを手掛かりにします。


次は、4桁の数が9の倍数になるための条件です。



この性質は是非知っておくべきことですね。
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Posted by 三石 at 18:12Comments(0)入試

2024年03月06日

2024灘中学入試・算数(その3)

こんにちは。


3月に入ったけど、東京はまだ寒い。
灘中入試、引き続き。



整数が11の倍数になるのは、各位がどんなときか?

この性質を知らないと、しらみつぶしに調べることになるのでキツい。
作者はそのことを見越して出題したのだろーか?

小6生でもわかるように、性質と証明を書いた。



これを使ってよいことにして解答を作った。
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Posted by 三石 at 20:32Comments(0)入試

2024年03月05日

2024灘中学入試・算数(その2)

こんにちは。


灘中学の入試問題。
引き続き解いていきます。

これは小6生が解く問題なので、
なるべく算数だけで解こうと思う。



高校の数学Aの中に「集合の要素の個数」という単元があって、こういう図をかいて考えます。



n(A∪B)=n(A)+n(B)-n(A∩B) 
式で書くとこうなるけど、意味を説明すれば小6生でもわかると思う。

もう1問。



旅人算
の中に、出会い算とか追いつき算とかがある。
そのたぐいかなと思ったけど、条件が3つあるので何かヘンですね。

逆向きに走る2パターンだけを考えたら、解けてしまった・・。
何か勘違いしたのだろーか?
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Posted by 三石 at 16:42Comments(0)入試

2024年03月04日

2024灘中学入試・算数(その1)

こんにちは。


受験の季節。
私の会社は数学の会社で、この時期は入試の仕事が入ってくる。
とにかく毎日数学の問を解きまくる仕事であって、こういうのは
好きでないとできないですね。
私は問題解くのが趣味なので、何も苦でないです。

中学入試の仕事は無いけど、毎年解いているので
今年も解きますか。



1日目は全12問。
中学入試なので小6生が解く問題なのだけど、何だか高校入試に出ても
おかしくない問題が後半に多々ある。

最初はウォーミングアップかなと思いきや、結構面倒な計算。



特に工夫する手もなく、ただ計算すればいい。
2番は、中1の1次方程式の文章題にちょうどいい問題で、
求めるものをx円として、

5x-120=7(x-100)+60

これを解けばいい。

でも小6生がわかるような解き方で解いた。
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Posted by 三石 at 15:11Comments(0)入試

2024年02月29日

2024東大・文系(第4問)

こんにちは。


引き続き、東大文系。
最終問題は確率でした。



確率をnの式で表す問題。こういうときは、まず小さいnで調べてみるのが
第一歩です。奇数なので5と7を描くと、こうなる。



n=5のときはどの場合もOを内部に含むので、確率は1ですね。
n=7のときは、Oを内部に含まない場合はあるけど、そう多くない。

pn=1-(Oを内部に含まない確率)

余事象を考える方がラクそうです。とはいえ、数え方がややこしい。
漏れなく重複なく数えるのに図のAを固定するのかしないのか?
あと、Oを内部に含まない場合をどうやって数えるのか?

数え方に工夫が要りますね・・。

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Posted by 三石 at 13:54Comments(1)入試

2024年02月28日

2024東大・文系(第3問)

こんにちは。


引き続き、東大文系。
第3問は座標平面上の図形の問題。



図を描くとこうなる。



赤い線は何となく引いてみた。直角三角形の斜辺の中点は外心だから、
AM=PM=OMとなる。この条件が使えるかもだし、意味ないかもしれないが・・。

(1)が解ければ、(2)(3)は方程式、不等式を解くだけなので易しい。
なので(1)が解けるかどうかがカギになりますね。
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Posted by 三石 at 16:34Comments(0)入試

2024年02月27日

2024東大・文系(第2問)

こんにちは。


引き続き、東大文系。
第2問は珍しい指数対数の問題。



(1)はどの参考書にもあるタイプの問で易しい。
(2)が困ってしまうな・・。見たことない形でしょう。
直接両辺の対数を取るのは、左辺が和だからうまく行かない。



こういう変形はどうか?これも[ ]の中の処理が困る。
仕方ないのでmに値を入れて調べよーか?こう考えた人いませんか?

m=4のとき、左辺=625+256=3桁
m=5のとき、左辺=3125+1024=4桁
m=6のとき、左辺=15625+4096=5桁
m=7のとき、左辺=78125+16384=5桁
m=8のとき、左辺=390625+65536=6桁
m=9のとき、左辺=1953125+262144=7桁

こんなことしていては、答えを出すまでに試験が終わってしまう。
しかし、これを見て気づいてしまった。

左辺の桁数は、4^mが足されたところで変わらない。

なので答えが見えた感じですね。

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Posted by 三石 at 11:32Comments(0)入試

2024年02月26日

2024東大・文系(第1問)

こんにちは。


国立大の2次試験、昨日から始まったようです。

塾の先生ももうやってないので受験生の心配がない。
なのでのんびり解こうかと思います。



解答集の難易には[標準]と書かれそうな、よくある感じの問題だけど、
(3)で不等式があるのが珍しい感じです。

図を描くと、こうです。



PとQがy軸対称なので、Cもy軸対称。よってb=0
となりそうだけど、これは証明した方が無難ですね。

(3)は、求めたAの式が複雑になるので、どうやって示すか?
その選択が大事なところです。
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Posted by 三石 at 17:57Comments(0)入試

2024年02月25日

2024共通テスト数1A(第5問)

こんにちは。


大学入学共通テスト。
最終問題は図形の問い。これも何だかめんどい。



[ア]のところ、こういう分数式はメネラウスだろうと予測がつく。
次のエ、オも同じだろうな、という感じですぐに答えが出る。

まだ続きます。



引き続き、星形の図を使って、今度は円を絡ませる。
円と線分の積が出てきたら、これはもう方べきですね。
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Posted by 三石 at 17:12Comments(0)入試

2024年02月18日

2024共通テスト数1A(第4問)

こんにちは。


大学入学共通テスト。
引き続き解いていくのだけど、どれもこれもめんどい。

第4問は整数問題。この分野はいずれ、共通テストでは
出題されなくなるようです。



N進法の問題。その中に不定方程式の整数解の問を混ぜていて、
なかなか工夫された感。

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Posted by 三石 at 16:51Comments(2)入試

2024年02月12日

2024共通テスト数1A(第3問)

こんにちは。


大学入学共通テスト。
引き続き解いていきます。

第3問以降は数学Aの選択問題。
確率、整数、図形。この中から2問を選ぶのだけど、
確率は大体選ぶでしょうね。

第3問。これも長いです。



カードの復元抽出がテーマで、取り出し方や確率を求める問題。
「そろう」とか「初めてそろう」というものの定義をして、
前の問の結果が次の問に生かせるよう工夫してあるのだけど、
読むのがめんどい。

まだ続きます。



だんだんカードを増やしていって、結局やりたいことが
6回目でA~Dが初めてそろう確率
のようです。これが求めやすいように誘導がある感じです。
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Posted by 三石 at 17:22Comments(0)入試

2024年02月11日

2024共通テスト数1A(第2問)その2

こんにちは。


大学入学共通テスト。
引き続き解いていきます。

第2問の〔2〕は「データの分析」の問。



全部で7ページもあるな、はぁ・・。
毎年文章が長くて大体つまらないので、解きたくない。

解答作るの面倒なので、答えを書き込んでます。



ここまで、階級値、中央値、箱ひげ図、これらは中学で全部習う。
なので意味がわかっていれば中学生でも解ける問です。
そういう問をこの試験で出す意味があるのか、と思う。



新しいzを導入して、何となく分析の問題になってはいるけど、
文章を読んでいけば自然に解けてしまう。

続きが、まだあるな、はぁ。

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Posted by 三石 at 20:26Comments(0)入試

2024年02月10日

2024共通テスト数1A(第2問)その1

こんにちは。


大学入学共通テスト。
引き続き解いていきます。

第2問は〔1〕〔2〕の2問で、今日はその〔1〕です。
2次関数の問題。




2次関数の問題というと以前は、係数に文字を含む式が与えられて
そこから頂点を求め、最大最小とか実数解とか、まあよくありがちな
問が出ていたのだけど、そういう問は最近は出なくなった。
今後も何だか出ないような気がする。

この問題、座標平面上の動点と図形の面積についての問題で、
高校入試にありそうな感じだけど、一応2次関数の応用問題になっている。
なぜこれまでにないこういう問にしたのかわからないが、目新しさを考えたのだろーか?
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Posted by 三石 at 04:59Comments(0)入試

2024年02月07日

2024共通テスト数1A(第1問)その2

こんにちは。


大学入学共通テスト。
引き続き解いていきます。

第1問の〔2〕で、こんな感じの長い文章題だった。



まだ問題が始まらない。
読むのが嫌になってきた・・。



共通テストの特徴として、
身近なものを題材とし、それに数学を応用する
という問題を出したがるようで、この問がそれにあたる感じです。

文章が長い割に、答えることが少ない。要は、

問1 θ=4°のとき、図のABを求めよ。



問2 図のCDを、AB、θ、42°を使って表せ。



こういう平面図形の問題になります。
これがわかれば難しくなく、却って拍子抜けする。
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Posted by 三石 at 04:04Comments(0)入試

2024年02月03日

2024共通テスト数1A(第1問)その1

こんにちは。


大学入学共通テスト。先日行われました。
センター試験が共通テストに変わってから3回目ですか。

ざっと見た感じ想定通りで、文章が長くて読むのがめんどい。
仕事で解かないとだし、一応解きますか。



第1問が2問あって、これが1つ目です。
毎回、太郎と花子の会話がどこかで出てくるのが
共通テストの特徴の1つのようだ。


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Posted by 三石 at 21:57Comments(0)入試

2024年01月25日

2024日本数学オリンピック予選(問題9)

こんにちは。


引き続きJMOです。



図形の問題。これは激ムズだった。



線分DFは四角形の内部の線なので、なかなか求めにくい。
三角DFCとDAEが相似なのはすぐ見えるけど、どちらの辺も
長さが1つもわからないのだから困る。

線を足してみますか。



これで何とか行けるか?と思ったけど、手掛かりがつかめない。
それどころか、余計難しくなっている。


では、これならどうか?



黄色の三角形が三角DGCと相似なことと、二等分線の比が使えるので、
図のxが求められそうだ。

どうやらこれが突破口ですね。
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Posted by 三石 at 21:04Comments(0)JMO

2024年01月23日

2024日本数学オリンピック予選(問題8)

こんにちは。


引き続きJMOです。



1から2024までの関数の値か・・これは大変だなと言う感。
こういう問はとりあえず0とか1を代入して小さい値を求めます。



この結果、f(0)とf(1)が決まりそうだ。

あとは、mとnの一方を残した等式を作って、
そこから規則が見つかればラッキー。と言う感じでやります。
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Posted by 三石 at 23:04Comments(0)JMO

2024年01月21日

2024日本数学オリンピック予選(問題7)

こんにちは。


引き続きJMOです。



どうやって解くか?

・元の式を平方完成しようと試みる
・元の式を =M^2 とおいて、式変形する
・aに1、2、3を入れて解の規則を調べる


こういうのではうまく行かないですね。そんなに甘くない。
元の式にpの項が無いこと、定数項が1であること、
これがすごいヒントであって、



このように決めつけていいかどうかは後で考えるとして、
ひとまずこれが突破口になる。
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Posted by 三石 at 19:01Comments(0)JMO